こんにちは、Lalaです。
最初にひとつ言うことがあります。
私はここでブログをのろまに執筆させていただいていますが、実はInstagramもやっています。インスタも超のろまに気が向いた時だけ更新しています。
フォローを頼んでいるのではありません。何か質問がある際はインスタのDMで是非お問い合わせください。
というのも、このはてなブログの仕様がよく分かっておらず、コメントを頂いても返信が出来ませんでした。アナログ人間なことは自覚しています。
インスタならフォローをしなくてもDMを送れます。フォロワー以外からのDMは「メッセージリクエスト」という箇所に振り分けられるのですが、私はその機能はちゃんと使うことができます。
【https://instagram.com/lala_in_thailand?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA==】
何か個人的な質問などありましたら、こちらからよろしくお願いします。
ブログの感じと同じように、かなり長文で回答させていただきます。
さて、前回の投稿からまだあまり日が経っていませんが、記事のネタが思いついたので早速執筆しています。
タイトルの通り、今回はお金について私の経験をもとに説明していこうと思います。
また、前提として今回の記事で扱う内容はあくまでも私の在籍するチュラロンコン大学、ひいては東南アジア研究科での経験をもとに執筆しています。
予めご承知おきください。
皆さん、タイ留学って安いってイメージがありませんか?
「アメリカ留学やイギリス留学に比べれば確実に安く済む。」
「日本での生活よりも食費や生活費が安い。」
「なによりも学費がとっても安い。」
こんなイメージを持っている人は多いと思います。
が、結論から言わせてもらうと、半分本当で半分嘘です。
ざっと目安計算でしかありませが、総合的な生活費は日本より少し安いくらいです。そして学費ですが、まったく安くありません。日本の大学とほぼ変わりません。
①学費
日本の学費は世界的に見てもめちゃくちゃ高い方だ、途上国の大学は学費が日本と比べて桁違いに安い、1年で数万円しかかからない
これら全部がデマとは言いませんが現実とはかなり乖離があります。
以下、私の所属するチュラロンコン大学大学院東南アジア研究科のホームページです。
(引用元: Tuition and Financial Aid — Southeast Asian Studies (seachula.com))
昨今の為替レートから、【1バーツ=4円】で日本円換算します。
159,200 THB= 636,800 JPY
これが1セメスター分です。1年は2セメスターあるので、1年間での学費合計は"1,273,600円"です。
全然安くありません。
私は学部生時代、東京にある私立大学の文系学部に通っていましたが、当時の年間の学費とほとんど変わりません。
この時点で想像と違ったという人は多いのではないでしょうか。
東南アジアの大学は学費が安いです。
しかしそれは、”その国の国民であれば”です。
上の画像を見てもわかるとおり、外国人には違う金額が設定されています。
また、私の所属する研究科は英語で授業を行うインターナショナルプログラムです。一般的にタイ語で開講されているタイプログラムよりも学費は格段に高いです。
上の画像からもわかるとおり、タイ人でさえもインターナショナルプログラムがゆえに約40万円の学費を1セメスターで納めなければなりません。1年で80万円になるので、こちらも日本の国公立大学に行った時とほぼ変わらない金額です。
去年の8月、実際に初めて支払った第1学期目分の学費は159,200THBよりも若干高かったです。理由は分かりませんが。
ちなみにですが、私にはチュラロンコン大学の学部課程に通っていたタイ人の友人が何人かいます。タイ語で授業が行われる"タイプログラム”です。
彼らに学費について聞いたところ、「1セメスターで約15,000THB」と言っていました。つまり1年で12万円です。安いですね。日本人からしたら大学生のバイト代でも余裕で賄える額です。笑
私の支払っている学費の額を教えたところ驚愕していました。お金持ちでない限り普通のタイ人の家庭では絶対に払えない金額です。
「チュラロンコン大学の経営は外国籍の生徒によって成り立っている」ということで合意しました。
②生活費
これはどのレベルの生活をするかにかなり左右されます。
日用品は全体的には日本よりも安いですが、高いものも沢山あります。
タイにはダイソー、無印良品、ユニクロ、ロフトなどなど日本の大手ブランドが多数あります。どれも輸入しているが故に日本よりも高い金額です。
ダイソーなんて60THBショップです。100円じゃなくて240円均一です。
③食費
これも私が学費の次に「そんなに安くないからね!」と皆さんに伝えたい項目です。
大学の食堂では1食150円程度で食べられます。大柄な男性で大量に食べるとしても、400円あれば十分だと思います。
私は毎回、120円から160円の間です。
1食150円だと仮定し、1日3食で30日。
すると1か月に13,500円です。
安いですね。
ですが、こんな生活絶対に不可能です。
1食150円の食事ってどんなものだと思いますか?
タイ米の上に好きなおかずを2つほど乗せてもらったストリートフードのようなものです。残念ながら食堂で食べたものの写真が1枚もありませんでした。
皆さん、ストリートフードだけで生活できますか?
できるのであれば食費は毎月15,000円で事足りるでしょう。
でも、たまにはカフェに行きたくなる。友達とレストランに行く。美味しいスイーツが食べたいときもある。日本食が恋しくてたまらなくなる時もある。パスタやピザが食べたい。お酒が飲みたい。
こうなるのが普通です。
以下に私のスマホに保存されていたタイで食べた料理の写真と大体で覚えている金額を参考程度に乗せておきます。
以上、私が実際に食べ歩いたものです。
もちろん自炊もします。学食もたびたび利用します。ですが、上記のようなものを時々でも食べれば、1か月15,000円生活は到底無理でしょう。
自炊すれば、費用を抑えることはできます。
スーパーや市場の生鮮食品は日本よりも安いです。しかし実は私はこの1年間、ほとんど自炊をしなかったので今は金額等ご説明することができません。申し訳ありません。
どちらにしろ日本よりは食費は安価に抑えられると思いますが、個人的には「超安い!」っていうのは嘘だと思っています。
④奨学金
私は日本政府?や学生支援機構?などの「海外大学院奨学金」は一切もらっていません。
チュラロンコン大学から微々たるものですが奨学金をもらっています。
申し込みはそんなに難しくありませんし、要件も厳しくありません。早い者勝ちっていうのだけが問題です。
大学自体のホームページには他にも様々な奨学金情報がありますが、プログラムの事務の方が公に私たち学生に情報提供してくれた奨学金はこれだけです。
私はこの奨学金を第2学期目からもらい始めました。入学の段階でも申し込めたのですが、忘れてました。
授業料の一部免除とありますが、ほんの30,000THBほどです。
この奨学金をもらい始めた後も結局133,000THB(1セメスター)ほど支払っています。
この他に毎月16,000THB(64,000円)もらえます。
私にとっては毎月の家賃又は食費は賄える額です。
⑤家賃
実は私は先月末から1人暮らしを始めました。
人生初の1人暮らしです。
特に伝えるべきことでもなかったので、言ってませんでしたが、最初の1年は知り合いの日本人の家に厄介になっていました。ホームステイ的な感じです。お金持ちの方々で、6LDKプール付きの家の1部屋を借りていました。全ての部屋に個別のトイレとシャワールームがありました。
大学院2年生になるのを機に、コンドミニアム(日本でいうマンション)で1人暮らしを始めました。
不動産エージェントはタイ人の方を頼りました。バンコクにも日本の不動産会社は多数あるのですが、結局お世話になりませんでした。
物件情報掲載サイトで気になる物件をピックアップして、掲載元の個人または不動産会社にコンタクトを取ります。返事がないことなんてザラです。最終的に10名以上のエージェントもしくは不動産会社にコンタクトを取り、満足のいく物件を見つけることができました。
もちろん全て英語でやりとりします。最終的な契約書もタイ語と英語で記載されています。日本語なんてありません。それも含めてとても面白い経験でした。
この件についてはまた別の記事で事細かに説明します。
家賃は月に14,000THB(56,000円)です。1ベッドルームで、ベランダがあり洗濯物も干せます。洗濯機もついています。
あ、タイのコンドミニアムは家具付きが基本です。ソファ、ダイニングテーブル、ベッド、マットレス、洗濯機、冷蔵庫はついていました。
やはりこの件はかなり長くなるので別の記事に書かせていただきます。
ということで、家賃は56000円です。
53階建ての19階で、部屋の広さは35.6 sq mです。
東京じゃまず考えられない値段です。
が、バンコクだと普通です。
ちなみに、大学にはもちろん寮もあります。
家賃は月に13,000THBです。
評判が悪く、同級生が何人も引っ越していきました。
キッチンがなく、料理も禁止だそうです。タイ人は365日外食という人が沢山います。なので新居探しの時も"キッチン"がついていることを条件にしていました。私は外食だけでは生きていけません。しかしタイ人は「シンクがあればキッチン」と呼びます。しっかりと「Kitchen(cooktop)付き」と主張していました。
cooktopとはIHでもガスでもとにかくフライパンが使えるコンロのことです。
以上、思いつく限り5点の費用について説明しました。
このような結果から私個人は『タイ留学が安いと言うのは半分本当で半分嘘だ』と主張させていただきます。
では、今回はここらへんで終わりにさせていただきます。
新居探しについても急いで執筆しますので、楽しみにしていてください。
Sincerely,
Lala