チュラロンコン大学大学院生のブログ

留学未経験&IELTS6.0で海外大学院へ進学しちゃった私の奮闘記。

私の周りのスゴイ同級生たち

 

 

こんにちは、Lalaです。

 

 

今回のブログではチュラロンコン大学の大学院生活を通して出会った”スゴイ”人たちを紹介していきます。

 

海外留学をすると、日本では絶対に出会えなかったであろう人たちと沢山出会うことができます。

 

 

今回の記事は普段より短くなると思いますので、是非最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

 

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①国連で働いているケネディスクール卒のアメリカ人(20代)

大学院なので当たり前ですが社会人の方も沢山います。

私の同級生のアメリカ人はユニセフバンコク事務所で働いています。そして彼の最終学歴は、ケネディスクールです。

 

ケネディスクールとは「ハーバード大学の公共政策大学院」のことです。どれほど高学歴でエリート集団なのか、分からない方は調べてみてください。

 

以下、Wikipediaからの引用です。

ハーバード大学ケネディスクールは、コロンビア大学国際公共政策大学院プリンストン大学ウッドロー・ウィルソンスクールなどと共に国際公共政策分野における世界最高峰の公共政策大学院の1つであり、政治学国際関係学の分野でも、ジョンズ・ホプキンズ大学ジョージタウン大学と共に世界最高峰の評価を受けており、政財界へ指導的な人材を輩出しつづけている。世界約90カ国から約900名が学んでおり、日本人入学者数は官費留学を中心に各年度数名。』

 

日本人の官僚の方々が留学するような学校です。

卒業生にはアメリカを含む世界各国の大統領/首相や官僚、国際機関の重役などなど著名な方々がたくさんいます。

 

凡人には決して手の届かない学校です。

 

私が彼の学歴を知ったとき、「え、ごめん何でチュラに来たの?」と思わず聞いてしまいました。

彼が言うには、自分は今バンコクで働いていて国連の何かの制度で現地の大学院に通うことができるからチュラにいるのだそうです。

 

 

FaceBookを辞めてチュラに来た韓国人(40代)

FaceBookで2年間働いた後、退職してチュラに入学したそうです。

ちなみに彼は韓国の大学を卒業後、数年韓国で働き、その後はドイツに渡り10年現地で働いたそうです。で、コロナ禍にFBに就職した。しかし2年働いた後に退職して大学院留学のためにバンコクに移住しました。

 

私は彼に「なぜFBを辞めたの?世界的大企業じゃない。」と聞いたことがあります。

彼の回答はとてもシンプルでした。「2年働いてみて、もうこの会社から自分が学べるものは何もないと思った。だから次のステップに進むことにしたんだ。」

 

この回答は私のこれまでの価値観を大きく変えるものでした。

要するに彼は、会社に不満があったわけでもない、給与が悪かったわけでもない、労働環境に不満もない、周りの同僚も素晴らしい人たちだった。

しかし、もうここで学べることは学びつくした。だから辞めたのです。

 

私自身こんな前向きな退職理由を聞いたことがなかったので驚きました。というか、そんな転職理由がこの世にあったんだ!と驚愕しました。

日本でも昨今転職する人が増えています。しかし、あくまで私のイメージですが皆さんどこかマイナスな理由で転職を希望する方が多いように感じています。それが悪いとは決して思いません。しかし、彼のような理由で新しい人生ステージに進んだ人に出会ったことがなかったので衝撃だったのは事実です。

 

大企業だからとか、給与がいいからとか、そんなことよりも「自分が常に成長できる環境に身を置きたい」という彼の考えはとても素晴らしいものだと思っています。

 

 

エディンバラ大学卒のイギリス人(20代)

エディンバラ大学とはイギリスの名門校のひとつで、世界大学ランキング上位校です。

彼はエディンバラで学士を取得後、直接チュラの修士に来たので就労経験はありません。

 

2学期目のある授業で一緒にグループワークをやりました。で、その際のレポートやプレゼンの質が、私からしたら完璧すぎました。「やっぱり世界の名門校出身者はレポートひとつでも全く違うな」と痛感しました。

 

名門校であればあるほど細部まで丁寧に教育されてきたのだなと思いました。

 

 

④外交官の息子のタイ人(20代)

私の学年でたった一人のタイ人は外交官の息子です。

彼も学士をとって直接チュラの修士に来たので、就労経験はまだありません。

 

外交官の息子だからだと思いますが、彼は海外経験が豊富で様々なYouthの国際会議に参加しています。SNSの投稿にはこれまでに参加した国際会議での写真やスピーチの動画などが沢山あがっています。

 

話し方からしてとても丁寧で「外交官向き?」の礼儀正しい態度なのです。うまく表現できませんが、教養のある人だってすぐ分かります。

人前で話すことにも慣れており、クラスのプレゼンでもいつも笑いをとったりしています。

 

 

⑤在タイ韓国大使館勤務の韓国人(30代)

私が1学期目にとてもお世話になった先輩です。在外公館勤務、彼女は外交官です。

 

外交官として3年間バンコクで働いた後、2年間の期限付きで現地の大学であるチュラに通っているそうです。いわゆる「外交官留学」です。

 

彼女が働いていることは知っていましたが、まさか外交官だったとは初めは知りませんでした。

I work for my government. と言われた時は、「ってつまりどういうことだ?」と一瞬考え込んでしまいました。Diplmatだって気づくのには数秒かかりました。

韓国の就職事情は詳しく知りませんが、日本と同じような感じだと聞いたことがあります。恐らく官僚になるには国家試験に合格しなければならないだろうし、こんなに親しい先輩もスゴイ人だったんだって感じで驚きました。

 

 

⑥外交官の台湾人(30代)

彼はひとつ上の先輩です。彼の場合は卒業と同時に台湾で外交官として就職しました。

 

先日の卒業式の際に話す機会がありました。

「外交官ってことは、今回は"外交官パスポート"でタイに入国したの?」と聞くと「いや、実はまだ普通のパスポートしかないんだ。2年働いて在外公館に出る時に初めてもらえるんだ。」と言っていました。

 

外交官パスポートってなんだか憧れます。

 

 

⑦国連で働く韓国人(20代)

彼は私の後輩でそんなに関わりはないのですが、現在進行形で国連のバンコク支局?で働きながらチュラに通っています。

 

彼は後輩で挨拶程度しかしたことがないので残念ながら詳しいことは分かりません。今度話す機会があれば是非色々聞いてみたいと思っています。

 

 

パイロットの台湾人(20代)

彼は私の一つ上の先輩です。

仕事を辞めて大学院に来たということは知っていましたが、具体的に何の仕事をしていたかは後々知りました。

 

航空会社で働いていた、とい言うのでてっきり技術職やキャビンクルーかと思っていましたが、なんとパイロットでした。

 

卒業してすぐにアメリカにわたり、今はアメリカの航空専門学校で学び直しているみたいです。

いつか彼が操縦する飛行機に乗ることになるかもしれません。

 

 

 

以上、8名です。

今回はあえて学歴や職歴にフォーカスした「スゴイ」人達を紹介しました。

 

チュラロンコン大学はタイの最高学府です。しかし、世界大学ランキングでは早慶よりも低いです。所詮、"途上国の大学"ということです。

ですが『ある国の最高学府』というのは、それだけで世界中から優秀な人材が集まる場所を意味します。

 

 

優秀な人が外国の大学に留学しようとした時、いったいどの大学に行くでしょうか?

 

もっと分かりやすく言います。

 

優秀な人がタイに留学することにしました。それでは、タイの中でいったいどこの大学を目指すでしょうか?

 

答えは、「その国のトップの大学、つまりチュラロンコン大学」です。

"チュラロンコン大学だから"ではなく、タイという国の最高学府であるから優秀な人材が集まるのです。

 

その国の経済力や発展具合は関係ありません。

一国の最高学府には自動的に他の国の優秀な人たちが集まるのです。

 

 

「どうせ行くならチュラに行きなさい。チュラに意味があるんじゃない、"一国の最高学府"ってことに意味があるんだ。」

これは、受験の際に沢山お世話になった知り合いの方に言われましたことです。

 

 

「なぜチュラに来たの?」と同級生に聞くと、「どうせ行くならトップがいいと思って」という答えが多いです。もちろんそれだけではありませんが、トップというのはそれだけで行く価値が他の大学よりも何倍も高まります。

 

また、仮に卒業後にその国で就職したいと考えている場合には最高学府の学歴はとても価値のあるものにあります。

チュラ大は所詮途上国タイのにある大学でしかありませんが、タイ社会ではチュラに勝る大学はありません。

 

 

ここで主張しているのはあくまでも私個人の意見ですので、読んでいる方々に賛同してほしいわけではありません。

しかし、ここに書いたことが私がチュラでの大学院生活を通して思った正直なことです。

 

 

それでは今回この辺で終わりにします。

 

次回は「タイの階級社会」について執筆しようと思っています。

 

 

お楽しみに。

 

 

 

Sincerely,

 

 

Lala