チュラロンコン大学大学院生のブログ

留学未経験&IELTS6.0で海外大学院へ進学しちゃった私の奮闘記。

英語の勉強について

 

 

こんにちは、Lalaです。

 

 

また

3か月ほど更新をさぼってしまいました。

 

執筆する時間がないといえば嘘になりますが、実際に世界を飛び回って忙しかったのも事実です。

 

 

5,6,7月の3か月間が丸々夏休みなのですが、思う存分満喫しました。

ラオス人の友人に会いにマレーシアに行き、学校の行事でラオスに行き、フランス人の友達と念願だったトルコへ行き、日本に1か月間帰りました。

この間、4週間のうちに11回空を飛びました。

 

 

 

 

前回のブログで、今学期は前学期よりは総合的に“楽”だといいましたが、確かにそうでした。課題に要した総合的な時間や労力は明らかに少なかったです。

なんなら、学期を通して常に友達と遊んで勉強以外の社会生活を満喫していました。

 

 

 

さて、今回の記事では何について書こうか、あまり良いアイディアが思いつかなかったので、私の英語の勉強について過去に遡りながら紹介しようと思います。

 

 

以前の記事でも書きましたが、私が海外大学院進学を決心したのは高校生1年生の時です

 

当時は具体的にどの大学に行きたいかや、それこそどの国の大学に行くか等は何も決まっていませんでした。

漠然と欧米かな?という感じではありましたが、日本の大学すら有名どころ以外まともに知りませんでした。

 

 

しかし、16歳ながらにも海外大学院に行くにはどうすればいいのか、ということをネットで検索していました。まだ日本の大学受験すら経験したことのない段階でしたが、「私なら絶対に海外で修士号取れる!」と自信満々でした。

 

 

受験形態がどうであれ、英語が重要なのは明瞭です。

だって海外ですもん、日本語で授業が行われるわけありません。

 

そんな感じで海外大学院受験について調べていくうちに、この世の中には英語能力検定試験としてTOEFLIELTSが存在するということを知ります。

 

 

ちなみに私は英検は高校1年生の時に2級を取得しました。また、ただの好奇心で同じく高校1年生の時にTOEICを人生で初めて受験しました。スコアは415/990でした。この値が良いのか悪いのか、日本の高校1年生として平均なのかどうか、何も分かりませんでした。

初めてのTOEICは私と同年代の受験生はほとんどおらず、隣の席に座っていた大人の女性の方はものすごいスピードで次のページ、次のページと進んでいき、一方の私は英語力的に途中でギブアップ、という状態でした。

試験が終わって会場を去る時に頭が疲れたなぁと思っていた事だけは覚えています。

 

 

TOEFLとIELTSについては、それぞれ何が異なるのかを調べて、「私はIELTSで行こう」という風に決めました。ちなみに決め手は試験形態と時間です。TOEFLはパソコンを使って試験を受けます。回答の入力もタイピングです。スピーキングの試験もパソコンに向かって話します。一方のIELTSは、紙と鉛筆で試験を受けます。スピーキングは対人で行います。また、試験時間はIELTSの方が1時間ほど短いです。

 

以上の違いを知ったうえで、私はIELTSを受験していくことを決めました。

なのでTOEFLは実はまだ1度も受験したことがありません。もしかしたら上に書いたTOEFLの形態も今では変わっているかもしれません。

 

当時高校生だった私は、IELTSという4技能全てを図る試験は私にはまだ早いと思いました。Reading と Listening は何とかなるかもしれませが、Speaking と Writingは全くできないという感じだったので、今受験しても意味がないと思ました。

なので、IELTSは大学生になってから対策を始めて受験しようと決めました。

 

 

大学1年生の春、4月の初めに行われたオリエンテーションで、生徒全員TOEICを受験しました。これは英語の語学クラスのクラス分けテストでした。そこで私は610/990のスコアをとり1番上のクラスに配属されました。

 

オリエンテーションの際にTOEICを受験させられることは前もって分かっていたので、高校の卒業式が終わってから約2週間はTOEICのために勉強をしました。といっても主に単語帳を覚えただけです。

 

610というスコアは私の学部学科の中では高い方でしたが、世の中の日本の大学1年生の平均と比べるとどうなのか、よく分かりません。恐らく高い方ではあると思います。

 

そんなかんなで1番上の英語のクラスに配属されて大学生活が始まりました。

 

 

前述の通り、大学生になったらIELTSの対策を始めようと決めていたので、毎日の日課としてIELTS対策を始めました。

 

 

私は個人的に「何か計画を立ててそれを実行する」ということに喜びを覚える人なので、『毎日単語帳10ページ進める』と決めたら、それをその通りに実行していました。

 

その甲斐あって大学時代はほぼ毎日何かしら英語の勉強をしていました。

最初の頃は単語帳や瞬間英作文等の一般的な勉強本を使っていましたが、夏頃からIELTS専用の問題集を使い始めました。

 

 

9月に大学で開催されたIELTS団体受験を受験しました。結果はOverall 5.5でした。6.0だったら嬉しい!と思っていたのですが、叶いませんでした。しかし、同じく受験した同級生の中では5.0が大多数だったので周りと比べれば良い結果を出せた方でした。ま、私の通っていた大学での話ですが。

 

 

その次に大学でIELTSの団体受験が行われるのは、1年生の冬でした。これを受験しようと思っていたのですが、すっとぼけていて申し込みを忘れました。

 

ちなみに、IELTSに関しては私の大学では毎年2回の団体受験が開催されていました。また、生協からのご支援で年に2回までなら(大学で行われる団体受験でなくてもよい)割引価格の10000円で受験することができました。TOEFLもIELTSも受験料がなかなかの額なのが少しネックなところです。IELTSは1回約25000円します。なので、私は生協の割引を使用して毎回受験しました。

 

 

結局2回目のIELTS受験は2年生の6月になりました。

前回から9か月も経っていたため、さすがにoverall 6.0を取りたいと強く思っていたのですが、結果はまたまた5.5でした。

 

悔しかった私は3か月後の9月に再受験し、ここではじめてoverall 6.0を取ることができました。といっても、ギリギリの6.0でした。

ここでは詳しくは書きませんが、IELTSのスコアの付け方は公式に発表されています。要するに「4技能すべてのスコアの合計が何点以上ならoverallは何点」というのが決まっています。その計算式にのっとると、この時の私のスコアは本当にギリギリ滑り込みのoverall 6.0でした。

 

 

私は大学生活のなかであと2回、IELTSを受験しているのですが、それは4年生の冬です。かなりブランクがあります。その間の期間はというと、夏休みの海外研修プログラムに参加したり、文化祭での英語のスピーチコンテストに参加したりしました。英語そのものの勉強だけではなく、英語を使って様々なことにチャレンジしていました。

 

 

大学3年時と4年時はコロナの影響で全く学校に行きませんでした。学校行事もすべて中止で、3年時の夏から予定されていた交換留学も中止になりました。

2年生の3月、コロナが始まった頃にTOEICを受験しました。4技能を測るIELTSを重視していた私は、このTOEICは特に勉強もせず受験しました。結果は830/990でした。思っていたよりも高かったのでうれしかったです。が、所詮2技能しか測っていないので参考にならない、と思っていました。

 

 

高校生の時から海外大学院進学を決意していた私ですが、3年生になったあたりから、いつ行こうか?と考えるようになりました。

元々は大学卒業と同時に直接進学しようと思っていたのですが、やはり一度働いた方がいいかもしれない、などと思うようになりました。コロナ禍ではありましたが、3年生の夏頃からいわゆる就活のシーズンが到来しました。本格的に解禁されてはいないものの、学校側からは就活のイベント参加のメールが来たり、同級生の間でも夏のインターンシップに参加するなどの話が持ち上がっていました。

 

 

この時の私は既に「東南アジア」という地域に最も興味が湧いていました。そして、欧米圏ではなく東南アジアにある大学もいいかもしれないと思うようになります。

 

 

簡単にですが、東南アジアにある大学について調べてみたりもしました。

また、学科の先生の中に大学卒業後直接タイの大学院に進学された方がいました。まだ30代の若い女性の先生だったので話しやすく、大学院進学をどうするか何度か相談に乗ってもらいました。

 

 

最終的に直接進学すると決めたのは4年生の夏ごろです。

決意した理由は、「私、まだ働きたくないな。」と思ったからです。就活についても特にやりたい仕事や働きたいかいっやは思い浮かばず、それよりも「もっと勉強したい」という気持ちの方が強かったです。

1社だけエントリーして1次面接を受けました。何も対策はしませんでした。そして、落ちました。1次で落ちました。「もう二度と就活しない!」と思いました。笑

 

 

とにかく、大学院に出願してみよう、と思い学校の絞り込みを始めました。

東南アジアについて学びたいことは決まっており、だったら東南アジアにある大学にいこう、という感じでした。

 

 

調べていくうちに、欧米圏の大学院に比べて英語力の基準が全体的に低いと言うことに気がつきました。

実際に私が現在通っている学科はIELTS overall 6.0が最低ラインです。実はチュラ大にはoverall 4.0で要件を満たす学科もあります。4.0は流石に低すぎると思いますが…。

 

 

私は既に大学2年時にoverall 6.0を達成していたので、とりあえず英語の要件が6.0以下の場所なら安心して志望校にしました。

 

何故チュラロンコン大学を第一志望にしたかは前の記事で少し触れましたが、ここで改めて経緯を書いておきます。

 

まず、私は東南アジアの中でも大陸部のいわゆる仏教圏の国々の社会文化に興味がありました。大陸部にはベトナム🇻🇳、タイ🇹🇭、カンボジア🇰🇭、ラオス🇱🇦、ミャンマー🇲🇲の5カ国があります。その中でも経済力や教育の質等を考慮して最終的にタイ🇹🇭の大学に行くことに決めました。

 

また、私は個人的にラオス🇱🇦に最も興味があります。実は学部生時代の卒業論文ラオス🇱🇦について執筆しました。

本当はラオス🇱🇦の大学に行ければ良かったのですが、残念ながらまだまだ後発開発途上国ラオス🇱🇦では満足のいく教育は受けられないと判断しました。

 

隣国であるタイ🇹🇭は言語や文化、社会などラオス🇱🇦との共通点が沢山あります。その点も考慮してタイ🇹🇭を選びました。

 

 

さて、タイ🇹🇭には沢山の大学があります。いったいどこに出願しようと悩みましたが、「どうせ行くから最高学府に行こう」ということで天下のチュラロンコン大学に出願することを決めました。

 

ちなみにタイの最高学府はチュラロンコン大学ですが、その他にもハイレベルでタイ人なら誰でも知っている大学はいくつかあります。タマサート大学、マヒドン大学、カセサート大学、チェンマイ大学などです。日本で言えばチュラ大が東大で、その他が早慶旧帝国大学みたいな感じです。

 

 

実は近年"チュラ大にも匹敵する、学部によってはチュラ大を勝る" と言われる私立のタマサート大学にも出願しようと思っていました。しかし、タマサート大学のHPで出願に関する十分な情報を得ることができなかったためにやめました。

 

こんなわけでチュラ大一本に絞って出願準備を始めます。幸いにも出願しようと思った4学科全て、英語の要件が『最低IELTS overall 6.0』以下の基準が設けられていました。なので英語に関しては特段心配することもなかったです。

 

しかし、ここでひとつ問題があります。

私が6.0を取ったのは大学2年の3月です。出願要件には「スコアの有効期限は2年」としっかり記載されています。

 

これはどこの国の受験でも共通のことです。冷静に考えてみればそりゃそうです。10年前にIELTS 6.0取りました!と言われても今の英語力とは判断されないでしょう。2年前までが限界です。

 

ということで、私の大学2年時のスコアもそろそろ2年の有効期限が経とうとしていました。

 

この2年で少しは成長しているだろうと期待も込めて12月に再受験しました。

結果はoverall 6.0でした。「つまり私の英語力はこの2年で全く進歩しなかった」というわけです。ショックでした。大学生活が大きく変わったとは言え、スコアによって成長しなかったことが証明されてしまいました。しかもこの時のIELTSの結果は、セクション(R,W,L,S)によっては2年前よりも下がっていたものもありました。

 

こうして2ヶ月間真面目に勉強をして4年生の2月に学部生時代の最後となるIELTSを受験しました。が、またもやoverall 6.0でした。この時の6.0というのは「6.5寄りのギリギリ6.0」でした。

 

悔しかったですが受験要件を満たす結果も貰えたわけなので、とりあえず学部生時代の受験はこれで最後にしました。

 

 

現在、最後に受験した日から既に1年半が経過しました。恐らく今受ければoverall 6.5は取れるだろうと思いますが、怖いので受けません。笑

 

卒業したらまた受けようと思っています。

 

 

また、私にとって英語力向上は副次効果であって大学院留学の主な目的ではありません。

そりゃ入学要件を満たすことは出願にあたって必要不可欠ですが、それ以上を求めることはあまり意味がないと思っています。海外大学院は英語(外国語)を使って学問を学ぶ場所です。「英語を学ぶ場所」ではありません。

※「英語研究科」等に進学する人は状況が違います。

 

私自身1学期目は英語力の不足でとても苦労しましたが、英語ができるネイティブスピーカーの同級生も違う側面で同じくらいの苦労していました。英語ができるからと言って良い成績を取れるわけではありません。大学院の先生方はそんなに甘くありません。英語力に関係なく、あくまでも内容最重視で評価します。

 

 

気付けばかなり長い記事になっていたので今回はここら辺で終わらせていただきます。良い締めの言葉が見つかりませんでした。すみません。

 

 

8月7日から新学期が始まり、大学院2年生となりました。本格的に修士論文の執筆が始まります。

 

 

なるべく頻繁に新しい記事を更新していくようにします。

 

 

Sincerely,

 

 

Lala.