チュラロンコン大学大学院生のブログ

留学未経験&IELTS6.0で海外大学院へ進学しちゃった私の奮闘記。

バンコクでの家探しについて

 

 

こんにちは、Lalaです。

 

 

前回の記事からまただいぶ日が空いてしまいました。

いつものことです、すいません。

 

 

今回は前回の最後に予告した通りバンコクで私がどうやって新居を探したのか詳しくお話しします。まだ書き始めたばかりですが、今回も長くなる予感がしてきました。

 

また、今回の内容は大学院の学校生活とは少し離れていますが、学業以外の目的でもバンコクに住みたいと思っている方には有益な情報になるかと思います。

 

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それでは、①今住んでいる家の情報、②探し始めてから決めるまでの期間、③探し方とエージェントについて、④約3か月住んでみて気づいたこと、の順に説明していきます。

 

 

①今住んでいる家の情報

 

家タイプ:コンドミニアム(日本でいうマンションです。今回の件とは関係ありませんが英語学習者ならご存じの通り、「マンション」は英単語だと"大豪邸"を指します。我々日本人が「マンション」と呼んでいる住宅は本来『コンドミニアム』です。「アパート」はまた別です。バンコクでも「コンドミニアム」と「アパート」は区別します。)

築年数:10年

階数:52階建ての19階

家賃:月14000THB。もともと15000THBでしたが大家さんと交渉して1000THB安くしてもらいました。この値切り交渉はバンコクでは皆やることです。

広さ:35平米。畳換算だと20-21畳。

共有施設:最上階にジムと屋外プールがあります。このジムとプール付きというのもバンコクコンドミニアムではごく一般的なことです。私の家が特別高級とかいうわけではありません。子供用の遊び場?と会議室、よくわからない庭園みたいなものもコンドミニアムのどこかにあります。行ったことがありません。

セキュリティ:警備員が24時間体制であちこちにいます。人数を数えたことはありませんが常に15人前後はエントランスと駐車場を中心に警備してくれています。エントランスまでは誰でも入ることができますが、居住階へ上がるにはエレベーターに乗らなければなりません。そしてエレベーターホールに入るためには「カードキー」が必要です。エレベーターに乗ると、この「カードキー」を使って行きたい階のボタンを押すのですが、自分の住む階及び共有施設がある階しか押せないようになっています。さらに、自分の階につくと、エレベーターホールから出るのにもまたこの「カードキー」が必要です。そして、自分の家の玄関は「カードキー」ではなく鍵で開けます。また、エントランスにあるポストボックスは鍵で開けるタイプですが、このポストボックス用の鍵は別に存在します。

複雑ですが、この家に入居したときに大家さんから『カードキー1枚、鍵2つ』を受け取りました。どれか1つでもなくすと生活に支障が出ます。というか超簡単に家に入れなくなります。

以上のようにセキュリティはかなりしっかりしています。が、これまた私の家が特殊なのではなく、バンコクのここ10年前後で建った比較的新しいコンドミニアムは全部こんな感じです。

立地:Ari駅(BTS) と Saphan Khwai駅(BTS)の間にあります。どちらかと言えば後者に近いです。Ari駅(BTS) の方が大学の最寄り駅であるSiam駅(BTS) に近いので普段はAri駅(BTS)を利用しています。

 

 

 

②探し始めてから決めるまでの期間

 

入居したのは7月末です。しかし、このぐらいの時期に引っ越すということは4月ぐらいから決まっていました。なので、4月後半あたりからとりあえずGoogleで「Bangkok Condo Rent」と検索して出てきた複数の不動産サイトを見ていました。

希望の家賃と立地、あと私は駅から徒歩10分圏内がよかったのでそれも条件に入れてポチポチとひたすら検索していました。

ただし、この段階では実際に内見に行くことはしていません。というかこの段階でしても意味がありません。これについては後でご説明します。

日本ですら1人暮らしをしたことがなかったので、とりあえずはじめの一歩ということで情報収集をしていました。

 

5,6,7月の3か月間はチュラ大は夏休みでした。私は7月の15日まで日本に帰国しており、16日にバンコクに帰ってきました。17日に1件目を内見しました。18日に2件目を内見しました。19日に3件目を内見し、この3件目に最終的に住むことに決めました。

よって、内見を初めて3日で決断を下したというわけです。その10日後の28日に入居しました。

基礎情報収集としてのリサーチは4月後半からしていましたが、実際に内見に行きたい物件の絞り込みは6月後半から始めました。なので、"本気で" 探し始めてから決まるまでの時間は1か月弱でした。

 

 

ここで、バンコクで家を探す際に知っておかなければならない重要なことをご説明します。

それは、『数か月前から入居を決めて仮押さえ?しておくことはできない』ということです。厳密にはできなくはないですが、多くのオーナーさんはそれを嫌がりますし、実際にやっている人はほとんどいません。仮に仮押さえしたい場合は、本入居までの数か月分も家賃を払わなければなりません。で、このお金は返ってきません。住んでないのに払うということになります。

バンコクは入居の出入りがとても激しいです。昨日まで空いていた部屋が明日には入居者が決まる、なんてことがザラにあります。

「明日の内見の予約だけど、今日内見した別の人が入居を決めたからもう内見できない」という連絡がエージェントの方から来たこともありました。

本当にそれくらい、取り合い合戦なのです。逆に言えば1日待てば新しいよりよい物件が出てくるってこともあります。はっきり言って運次第です。

 

オーナーさんは不動産運営をしている訳ですから、なるべく早く住んでほしいのです。誰も住んでいない期間は短ければ短いほどいいのです。よって、「この物件すごくいいんだけど、でもあと少し他のところも見たいからちょっとまだ決めきれません…。」なんて言おうものなら数日後には他の人に取られてしまうでしょう。「来週入居します!」って人の方が物件が決まりやすいです。

 

 

実際に私も、今住んでいる家は19日の午前中に内見に行きました。今まで見てきた中で最もよく気に入りましたが、日本人の性なのか、「明日もっといい物件があったらどうしよう、もう少し安くて大学に近い物件もあるかもしれない…」などと頭の中で考えていました。しかし、エージェントの方に「ちなみにオーナーさんによると、今日の午後にまた別の人が見に来るんだって。エージェントとしての意見だけど、午後の人がここを見たらほぼ確実に決めると思うよ。だから、ここに住みたいなら今決断しなきゃだよ」と言われました。それで30分ほどの内見の後に「じゃ、もう私がここ取ります。ここに決めました。」と言ったわけです。

というわけで、どこの誰だかわかりませんが、午後に内見に来る予定だった人には「午前に見に来た人が入居を決めたから、今日の午後の内見は無しね。」って伝わったんだと思います。ごめんね。

 

 

 

③探し方とエージェントについて

恐らく最も苦労するであろう探し方についてです。

 

まず、バンコクには日本人がたくさん住んでいます。よって、日本人向けの日本の不動産会社も多数あります。なので、そちらを頼ることもできます。私は最終的にはお世話にならなかったので細かい事は分かりませんが、スタッフの方は日本人で、日本で家を探すのと大した差はないと思います。

 

しかし、私は結局日本の不動産会社は利用しませんでした。これには理由があります。それは、日本の不動産会社が担当している物件は基本的にいわゆる「日本人コミュニティ」の立地にある物件だからです。「日本人コミュニティ」はスクンビットエリアという場所にあり、その名の通り駐在員を筆頭に超たくさんの日本人が住んでいるエリアです。日本語の看板もありますし、日本料理屋も沢山あります。日本人がうじゃうじゃいます。

 

私が望まない生活環境です。

 

せっかくタイにいるのだから日本人とは必要最低限しか関わらない生活がしたいと思っています。また、私は個人的に日本人の集団同調主義や本音と建前文化などが自分に合わないと感じています。だから日本を出てきたのかもしれません。

ま、私の個人的な意見は置いといて、日本人コミュニティ周辺に住みたければ、日本の不動産会社にお願いしても良いでしょう。しかし、あえてそこは避けたいのであれば、日本の不動産会社は使わない方が無難です。

 

私は実は日本の不動産会社に一度問い合わせをしたことがあります。7月末に引っ越し予定で物件を探していると。そこで、少しお話しさせていただいたのですが、キッパリと「スクンビットエリア(日本人コミュニティ)の物件しか扱っていません」と言われました。

 

 

さて、というわけで前置きが長くなってしまいましたが、ここではタイの不動産会社またはタイ人のエージェントさんの探し方についてご説明します。

 

前述のとおり、とりあえずGoogleで「Bangkok condo rent」と調べます。そうすると不動産情報サイトが多数出てきます。日本の"お部屋探しのスーモ"みたいなサイトです。分からない方のために、スーモはあの丸い緑色の毛玉のようなキャラクター🟢です。

 

で、そのサイトでは条件検索ができます。あとは自分の希望する条件を設定して検索するだけです。サイトにより多少の差異はありますが、エリア(最寄駅など)、家賃、広さ、駅近、部屋の数(1ベッドルーム、2ベッドルーム等)などなど設定できます。

 

 

ヒットした物件は大体部屋の写真が複数枚掲載されています。なのでそこから実際の雰囲気を見ることも可能です。また、備え付け家具の詳細や、契約期間について、コンドミニアムの共有施設についてなど様々な情報を入手することができます。

 

こんな感じで私は気にいる物件を保存しておき、色々吟味した後に内見を申し込みました。

 

 

といっても、ここが一番な難所です。

内見、どうやって実現するでしょうか。

サイトはあくまでもまとめサイトのようなもので、どこかの不動産会社が運営しているわけではありません。そういうサイトもありますが、私が使っていたサイトは違いました。で、各物件のページに『詳しく知りたい方はここへ』みたいな感じでLINEのID/QRコードやらメールアドレスやら何かしら連絡先が表示されています。なので、この連絡先宛にメッセージを送るわけです。

 

「こんにちは、〇〇サイトで××の物件情報を見ました。内見に行きたいです」

 

こんな感じでメールやらLINEやらを送ります。あ、これはもちろん英語での対応です。この連絡先はエージェント個人の場合もあればどこかの不動産会社の場合もあります。

 

で、運が良ければ返信が来ます。

いいですか、運が良ければです。

 

 

返信が来ないことなんてザラにあります。また、返信が来ても「その物件はもう空いてません」って言われたことも何回かあります。じゃあ何故サイトから削除しない?と思うのですが、返信くれるだけマシです。

 

それで、めちゃくちゃ運が良ければ内見可能で内見の日程を調整する段階に入ります。めちゃくちゃ運が良ければ、です。

 

具体的に数えていませんが、私は最終的には20以上の不動産会社もしくはエージェントさん個人に連絡をしました。返信が来たのは3番の1です。で、実際内見に行ったのは3件です。つまり20以上の物件を気に入ったのに、内見に行けたのは3つだけでした。

 

まぁタイなのでこんなものです。

 

以下に『私の家探し奮闘記inバンコク』の例を画像と共に共有します。

 

 

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「その物件はもう空いてません」と言われました。

 

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「確認して折り返し連絡します!」と言われましたがまだ連絡が来ません。

 

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またまた「その物件はもう空いていません」と言われました。

 

 

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ここの不動産会社が私が最終的にお世話になったEveさんというエージェントの方を紹介してくれた会社です。

 

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Eveさんからの最初のメッセージです。

この後Eveさんと日程調整をして内見に行きました。

 

 

こんな感じで最終的に今住んでいる物件に決めたわけです。私のエージェントの方は30代の女性の方でした。エージェントさんとも内見の日程調整などで頻繁に連絡を取りますが、実際に対面でお会いしたのは1件目の内見当日です。それまではLINEのアイコンでしかお顔を見たことはありませんでした。

 

また、大家さんについては内見の際に立ち会ってくれる方もいればそうでない人もいます。私の大家さんとは入居日当日に初めて会いました。内見の際はエージェントの方がLINEで連絡を取っていましたが、私が直接お話する機会はありませんでした。何か聞きたいことがあればエージェントさんを通して大家さんに確認を取ります。と言っても私の場合は家賃交渉以外は特に何も質問はしませんでした。

 

 

あ、家賃交渉は皆やることです。最初に提示された価格よりは下げることが可能ですので、借りる際はぜひ積極的に交渉してください。

どれぐらい下げられるか明確な基準はありませんが、10000THBを超えていれば500THB~1000THBは下げられると思います。私の場合は15000THBから14000THBに下げてもらいました。「ここに決めます!」とエージェントさんに伝え、エージェントさんが大家さんに連絡をします。で、その時に「ちなみに14000THBにはできませんか?」と聞きました。「大家さんに確認したけど、14000でいいって。」とあっさり交渉成立示した。今思えば13000でも行けたんじゃないかと思っています。

エージェントさんから「価格交渉する?」とか「1000THBならさげられると思うけど?」などといったことは言ってくれません。なので自分で言わなきゃダメです。

 

 

あとは、お金に余裕があって契約満了する確信があるようでしたらもっと強気の交渉も可能です。「今すぐ1年分一括で払うから月12000THBではダメか?」って感じです。

 

この辺りは皆さんご自身で考えていただければと思います。

 

 

④約3か月住んでみて気づいたこと

 

7月28日に入居し、約3か月が経ちました。ここでは実際に住んでみた感想を思いつく限り書いていきます。

 

まず、日本の建築のクオリティとはやはり大差がある。

壁や床の素材が全然違います。見た目は普通なんですが、手で触ってみると「うん、もろいな。」というのがはっきりとわかります。シャワー室なんか汚れを落とそうと強くこすると壁を傷つけてしまいそうって感じです。水漏れはしません、もちろん。ですが、安くてもろい素材で作られています。

 

とはいえ日本では考えられない値段で広い部屋に住めている。

家賃56000円で20畳の家です。寝室もあります。私が生まれ育った東京だったら絶対にありえない価格です。私は新宿区民です。とってもどうでもいいですが、私の実家の近くにここ数年で建った単身向けの物件は1Kで7,8畳、家賃は10万円以上します。

また、前述の通りタイのコンドミニアムはジムやプールが付いています。住人なら自由に利用できます。設備等考えてもかなり安く贅沢な暮らしができています。

 

Ari駅近くという立地は良かった。

Ari駅周辺は外国人も多く、少々高級な場所です。そのおかげでおしゃれなカフェやレストランも豊富にあります。大学までも5駅で30分強で着きます。

あえて「日本人コミュニティ」を避けた私ですが、それで良かったと思っています。

 

 

 

この気づいたことに関してはまた何か思いついたら随時追記していきます。

それでは今回も長くなってしまいましたが最後まで読んでいただければ幸いです。

 

 

 

 

Sincerely,

 

 

Lala